カール・ハンセン&サン 「MG501 キューバチェア」の3種類ある張地仕様をご紹介
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
本格的な夏の暑さを感じるこの季節は、アウトドアに出かけたり、自宅のウッドデッキにのんびりと座りながら景色を眺めたり、自然と向き合う時間も増えてくるかと思います。
そんな季節にぴったりで、アウトドアでも、お部屋のインテリアとしてもしっかりと馴染みながら、手軽さも併せ持ったラウンジチェア、カール・ハンセン&サン MG501（キューバチェア）をご紹介致します。
MG501 キューバチェアの魅力
MG501 キューバチェアは、無駄のない構造美と機能性が魅力的な、折りたたみ式のラウンジチェアです。
フォルムはまるで三日月のような緩やかなカーブを描く2つのフレームによって組み合わされた、シンプルな構造でありながら、木工製品ならではの温もりや美しさを感じるデザインです。
実際に座ってみると、ペーパーコードによって丁寧に編まれた座面はしっかりと身体を受け止め、ゆっくりと傾斜したフォルムに安心して重心を預けて座ることが出来ました。
そして、MG501 キューバチェアの重さは約6kg（コットンウェビング仕様の場合）。
優雅なデザインながら、女性一人でもお好きな場所へ持ち運ぶ事が可能なのです。リビング以外にも、寝室の片隅において読書をしたり、テラスに出して飲み物を楽しんだりと、気負わずに移動して、贅沢な時間を心ゆくまで過ごすことができます。
さらに、畳んで壁に立て掛けた時に安定感のある状態で保持されるので、収納にも便利です。
すっきりとした、考え抜かれた美しいフォームはもちろんのこと、絶妙な快適さと細部へのこだわりが感じられます。
MG501 キューバチェアの座面仕様は大きく分けると、現在3種類あり、それぞれが違った特徴を持っています。
一つ一つご紹介していきたいと思います。
ペーパーコード仕様
CH24 Yチェアでもお馴染みのペーパーコード仕上げのキューバチェアです。
ペーパーコードは、デンマーク産の天然のパルプで作られており、それを3本ねじり合わせて作られています。1本1本が蝋でコーティングされているため、耐水性が高く、汚れが付きにくいという特性を持っています。また、天然素材なので経年変化も合わせて楽しんで頂けるというメリットもある素材です。
ペーパーコードの編み方は名作CH25と同じく、鹿子（カノコ）編みとなっております。熟練の職人でもこのキューバチェアほどの大きさのラウンジチェアに鹿子編みを施すのは相当時間がかかりますので、よりカール・ハンセン&サンのクラフトマンシップをご体感いただける仕上げだと思います。
ペーパーコード仕様の中で選んで頂ける仕上げ方法は2種類ありますので、ご紹介していきます。
お手入れ方法
日常のお手入れは、ほこりを掃除機などで吸い取ってください。何か液体などをこぼしてしまった場合は、すぐに少し湿った布でペーパーコードに付着した液体をできるだけ除去した上で、よく乾燥させて下さい。
コットンウェビング仕様
オーク材のフレームにコットンウェビングが施された仕様です。
コットンウェビングテープとは、85%コットン、15%ポリエチレンでできた素材で、耐久性・耐水性に優れ、長年使っていても緩むことはなかなかありません。防水加工が施してあるため、液体をこぼしてしまった場合も浸透しにくい仕様となっています。
また、非常に軽いというのもメリットの一つで、その重量は6kgほどしかありません。女性一人でも気軽にお好きな場所に持ち運ぶことが可能となっております。
コットンウェビング仕様の中で選んで頂ける仕上げ方法は5種類ありますので、ご紹介していきます。
お手入れ方法
日常のお手入れは、ペーパーコードと同じく、掃除機などで吸い取って頂くことで綺麗な状態を保って頂けます。
液体をこぼした場合、きれいな布でできるだけ早く拭き取ります。油性の汚れでなければ、ぬるま湯または中性洗剤溶液に浸け、固く絞ったきれいな布、またはスポンジでたたくことによって大体の汚れは落として頂けます。
油性の汚れついては、汚れに適したクリーナーをご使用ください。湿った布で拭いたとあとは、コットンウェビングが完全に乾いてからご使用ください。
フラットロープ仕様
今まで説明致しましたキューバチェアの仕様は屋内用となっておりますが、こちらのフラットロープ仕様に関しては屋外でも使っていただける仕様となっております。
木材はより耐候性、耐水性が高く、また世界三大銘木としても有名なチーク材を採用しておりますので、外でも気兼ねすることなくタフに使っていただけるのは魅力の一つです。
また、座面と背面は平織りポリプロピレン製のロープで丁寧に織られています。頑丈な合成繊維であるポリプロピレンは水捌けの良さや、汚れのつきにくいなど、外での仕様には欠かせない特徴を併せ持っているのも、特徴の一つです。
フラットロープ仕様の中で選んで頂ける仕上げ方法は2種類ありますので、ご紹介していきます。
お手入れ方法
日々のお手入れは、清潔な乾いた布または柔らかいブラシで行います。
汚れが付着した場合には、綺麗な布で汚れを広げないように軽くたたくようにして取り除きます。
その後、石鹸の泡で汚れをとり、きれいな水でしっかりとすすぎます。
椅子を再び使用する前には、フラットロープが完全に乾いてからご使用ください。
実際に座り心地を比べてみました
3種類ある張り地を実際に座って、その座り心地や質感など、感じた事をお伝えしたいと思います。
ペーパーコード仕様の場合
ペーパーコードはYチェアなど、カール・ハンセン&サン社の名作チェアの数々で知られる通り、通気性の良い快適な座り心地です。
使い始めは少し硬く感じるかもしれませんが、使い続けていくと使っている人の体のラインに徐々に馴染んでいき、柔らかい使い心地になっていきます。
よくペーパーコードの寿命について質問されることが多いのですが、張替えの目安としては約10年〜15年に一度と大変長く使っていただけるというメリットもあり、もちろん張替えをする際はメーカーでの対応が可能となっております。
コットンウェビング仕様の場合
コットンウェビングの座り心地は、コットンをメインに構成された素材であるため柔らかく、お尻や背中への当たりも滑らかな質感だと感じます。
ペーパーコードやフラットロープ仕上げに座った際感じる、凸凹感もコットンウェービング仕上に関しては感じられず、フラットな質感で使っていただける張り地といった印象を受けました。
フラットロープ仕様の場合
フラットロープ仕様に座った際の質感はペーパーコードと似ていますが、生地一本一本がペーパーコード仕様より太めに作られているため、お尻に感じる凸凹感はフラットロープ仕様の方がやや少なく感じます。
触ると丈夫な素材だとすぐに分かる質感で、アウトドアでの使用に耐えうる耐久性は間違いなさそうです。ただ直射日光や紫外線に当たり続けると退色してしまうので、日陰での使用をお勧め致します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は当店でも大変人気のある「MG501 キューバチェア」の3つの仕様についてご紹介しました。
屋内でも、屋外でも居心地の良い時間をもたらしてくれるキューバチェアを様々なシーンで持ち出して、お客様の暮らしに寄り添った使い方をして頂けますと、幸いです。
ご検討をお待ちしております。最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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この記事を書いた人 スタッフ N 建築設計の経験を生かし、インテリアコーディネートの図面や3Dプランの担当しています。休日は、好きなインテリアに囲まれて音楽を聴くことが楽しみです。気になる家具を自分のお部屋に置いてみたイメージ作りのお手伝いをいたします。
