50年以上の時を経て再誕した、幻のドロップチェア
アートと工業の調和が生み出した、デザインのアイコン的存在
デンマークの生んだ偉大なデザイナーであり建築家、アルネ・ヤコブセンが、
エッグ・スワンチェアとともにSASロイヤルホテルの為にデザインされた
ユニークなシェル形状のDROP（ドロップチェア）。
当時は小さな船の型をつくる為に開発されたスタイロフォーム（発砲樹脂）を
パディングと布で包む技術を用いて、テクノロジーに人間らしさを与え、
同ホテルの一連の家具でアートと工業の絶妙のマッチングポイントを示した
デザインのアイコン的存在と言えます。
半世紀以上の時を経て再誕した幻の椅子
エッグチェアやスワンチェアと同様、巨匠アルネ・ヤコブセンによって
デンマークの「SASロイヤルホテル」の為にデザインされたドロップチェアは、
限られた脚数が同ホテル計画用に製造されたのみで、過去にフリッツ・ハンセンのカタログにも
一度も掲載されたことがなく、50年以上の時を経て、初めて一般市場に発売されます。
本体は中空の軽量仕様でオリジナルと同様の布や革張りに加え、現代の北欧ライフスタイルに似合う
美しい色合いのプラスティック仕様が新たに開発されました。
ユニークでコンテンポラリーなフォルム
現代のインテリアシーンでも幅広い可能性を持つ、ドロップチェアは、
そのユニークなデザインにより、50年前とまったく同じように現代においても
非常にコンテンポラリーなチェアです。
リビングやダイニングなどあらゆる環境で存在することが出来ます。
プラスティック製のドロップチェアは、シェルと同色の粉体塗装仕上げと
クローム仕上げから選択可能。
マスターピースの再誕と呼ぶに相応しい心体の快適さを満たしてくれる
デザインのアイコン的チェア、それがドロップチェアです。
アートとデザインのはざまで誕生した美しき名作たち
SASロイヤルホテルの275室ある客室は改修されてしまい、唯一、
606号室だけが当初のデザインをそのまま残し、テキスタイルや備え付けの調度品が
保存されています。
しかし、ヤコブセンの遺産が散逸した今も、彼がホテルのためにデザインした名作は
フリッツ・ハンセンによって50年年代から継続的に製造されており、
ヤコブセンの人間中心主義のビジョンは、当初の意思を超える普遍的な価値を持ち、
衰えることのないクオリティを備えて現代へと受け継がれています。
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Fritz Hansen （フリッツハンセン）
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