HAYで作る シンプル&カジュアル リビング・ダイニング コーディネート
今回は、デンマークのインテリアプロダクトブランド HAY(ヘイ)を主に使用し、グレイッシュなカラーリングが際立つ、シンプルながらもカジュアルさを併せ持ったリビング・ダイニングシーンをスタイリングしてみました。
また、今回使用したHAYのソファ「Mags Sofa(マグスソファ)」について、深く掘り下げていきながら今回のスタイリングを解説していきたいと思います。
HAY「マグスソファ」の魅力
当店に新たに入荷したマグスソファは、丸みを帯びつつも、縦と横のラインがシンプルに際立つフォルムで、より開放的で居心地の良い空間を演出してくれます。
また、様々なモジュールユニットを組み合わせて長椅子やコーナーモジュールにもすることが出来る為、あらゆる部屋や目的に合わせてカスタマイズが出来る点も魅力的な特徴です。
そして、高品質なファブリックを豊富に取り揃えているので、個性あふれるオリジナルのソファに仕上げることも可能です。
選べる2種類の座り心地
マグスソファには中材やフォルムをタイプ別で選択することができ、座った時の柔らかさやディテールにも違いがあります。2種類ございますので、ご紹介いたします。
高反発で適度な硬さ「MAGS」
高密度ポリウレタンフォームと耐久性に優れたスプリングシステムの絶妙なバランスにより、長時間座っても疲れにくいクッション性を実現しました。
デイベッドとしてもオススメできるほど身体に負担をかけず、快適な座り心地を実現していただけます。
全身の力がゆるむ、極上の柔らかさ「MAGS SOFT」
羽毛パッドとポリウレタンフォームの比率に着目し、柔らかい座り心地が好きな方が求める、リラックスできる弾力に仕上がっています。
ソファの角が出る部分がさらに柔らかみを感じる丸みを帯びたディテールとなっており、質感や弾力の違いと合わさって、柔らかさを強調させています。
豊富な生地のバリエーション
HAYが取り扱う多種多様なファブリックの中から自由に生地をお選び頂けるのも、マグスソファの大きな魅力の一つです。
写真のマグスソファは世界中のハイブランドで採用されることも多い、Kvadrat(クヴァドラ)社のHallingdal 65(ハリンダル)を使用しております。
1965年にナナ・ディッツェルによってデザインされ誕生した、ウールテキスタイルの原型にもなったKvadrat社のテキスタイルとなっております。
優れた耐久性と柔軟性が特徴で、さらに輝きと深みを添えてくれるビスコースと互いに補い合う素材に仕上がっています。
単色のものから、2種類の単色を組み合わせたもの、さらに単色糸とメランジェ糸を組み合わせたものまで58種類の色を揃えており、多彩なカラーリングの中からお選びいただけます。
モジュールユニット式を生かしたカラーリングの自由さ
マグスソファがモジュール式であるのを生かしたファブリックの組み合わせ方もあります。モジュール毎に生地やカラーの選択が可能であることから、お客様だけの組み合わせでマグスソファを作り上げていって頂けるのも大きな魅力です。
マグスソファと共にスタイリングした、
HAYの人気プロダクト
今回マグスソファと合わせている、当店でも大変人気の高いHAYのプロダクトをご紹介したいと思います。
ダイニングシーンでは、当店でも大変人気のCPH20 ダイニングテーブルと、AAC22 ダイニングチェアを合わせてコーディネートしています。
CPH20ダイニングテーブルは、直径90cmとコンパクトなサイズからお選び頂けるので、スタイリッシュでカジュアルコンパクトなインテリアを実現できます。
写真のCPH20は、天板にグレーリノリウム仕上げのものを使用しております。
リノリウムとは、主原料となる亜麻仁油に石灰岩、木粉、松脂、コルク粉、天然色素などを混ぜた、天然成分の建材のことで、普段は床材として使われることも多い素材ですが、家具の仕上げ材にも使用されます。
耐久性の高いリノリウムは、傷や凹みがつきにくい特徴を持っています。家具の移動や重量に耐えられることから、床材、テーブルの天板、椅子の座面などに適しています。また、発火する温度が非常に高いため、燃えにくい特性もメリットに挙げられます。
時間の経過による変化を受けやすく、人それぞれの使い方でさまざまな表情が家具に反映される仕様であるのも特徴の一つで、時の経過と共に個性がこれほど反映される天板加工はほかには無いと思います。
ソファサイドには、HAY DLM サイドテーブルを合わせています。
直角に折れた取っ手の部分が印象的なデザインで、この取っ手部分を片手で握り簡単に移動させることができます。
インテリアの様々な場面で活躍する当店でも人気のサイドテーブルです。
全発光タイプの照明を使用した、多灯分散照明方式
今回の照明で意識したポイントは、全発光タイプのものを使用し、アンビエントな照明の範囲を必要な箇所に配置することによって生まれる多灯分散照明方式です。
アンビエント照明というと、室内全体に基本となる明るさを作る用途に使われやすい印象ですが、あえて範囲を小さくして複数箇所に散りばめることにより、落ち着きのある柔らかな灯りと適度な陰影が保たれた優しい照明空間を作り上げることができます。
今回のテーマカラーであるグレイッシュなカラーリングとも相性が良く、空間に統一性を持たせる役割も感じることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のスタイリングはマグスソファを基調とし、HAYのプロダクトを組み合わせる事を意識したグレイッシュな仕上がりとなりました。
実際にスタイリングしていく中で感じたことは、カジュアルなシーン、モダンなシーンどちらとも相性が良く、他の北欧を代表するハイブランドとの相性もとてもよかったので、空間を選ばないニュートラルな魅力があるように思いました。
カジュアルな魅力を秘めつつ時代に左右されない確かなデザイン、作り込みであるのは、家具ブランドの中でもなかなかめずらしい存在なのではないでしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今回ご紹介した製品のご購入はこちら
HAY(ヘイ)製品のご購入はこちらから。
当店アトラクトはHAY(ヘイ)製品の正規取扱販売店です。
製品に関する内容は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
アトラクト・ラルゴ店
高知県高知市南久保10-28 〒781-0087
電話/088-880-9877 FAX/088-880-9878
www.attract-em.com
メールでのお問い合わせはこちらから
info@attract-em.com
この記事を書いた人 スタッフ N 建築設計の経験を生かし、インテリアコーディネートの図面や3Dプランの担当しています。休日は、好きなインテリアに囲まれて音楽を聴くことが楽しみです。気になる家具を自分のお部屋に置いてみたイメージ作りのお手伝いをいたします。