ダイニングテーブルに合った、上手なペンダントランプの選び方 (ルイスポールセン編)
美しい北欧の灯りの代名詞、ルイスポールセンの照明をご検討中の方で、どのようなシーンにどのようなランプを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
照明器具は大きさや形状、素材により光の広がり方が違う為、それぞれのシーンにおいてその光の果たす役割が異なります。
今回はダイニングシーンにフォーカスして、上手なペンダントランプの選び方を以下の3つポイントを踏まえてご紹介いたします。
1.ペンダントランプの種類
2.ダイニングテーブルに適した照明の高さ
3.テーブルサイズに合わせた照明の選び方
毎日の食事や家族との団欒、時にはワークスペースなど幅広い用途で使用するダイニングテーブルには、目的に合わせた照明の種類を選ぶことが重要ですので、ぜひ照明選びのご参考にしてみてください。
1.ペンダントランプの種類
ルイスポールセンのペンダントランプは大きく分け3つのタイプがあります。同じ明るさでも、デザインや素材によって、光の広がり方には特性が有りますので、お部屋の環境や目的に合わせて選ぶ必要があります。
【タスクライト】
タスクライトは、金属素材のシェードで覆われたタイプが多く、部屋全体ではなくテーブル面を照らすデザインとなっています。部分照明なので、高く吊って部屋全体を照らすのには向いていませんが、下方向に光を集めるので、ダイニングテーブルが際立って見えるのが特徴です。食事や読書のほか、集中して行う作業に適しています。
例:アバーヴ、スィルク、PH 5、トルボー(マット塗装仕上げ) ほか
【アンビエントライト】
アンビエントライトとは、ガラスやアクリル素材で覆われたタイプが多く、広範囲に光が広がり、全般照明としてリビングに高く吊るのにも適しています。シェード全体から光を届けるので、空間を均一にやんわりと照らします。ダイニングテーブルでの使用の場合は、下の開口部から直接光を届けるタイプがおすすめです。
例:VL45、ウォラート、パテラ オーバル ほか
【タスク&アンビエントライト】
タスクライトと同様に下方に光を集めるデザインですが、シェードの素材やフォルムによって上方にも光を放つことで部屋上部も照らします。ダイニングでは低く、リビングでは高く吊ることができるので、シーンを限定せずに様々なシーンでご使用できます。ルイスポールセン製品ではガラスシェードのPHランプがおすすめです。
例:トルボー(乳白ガラス)、PH 3½-3、PH 3/2、スノーボール ほか
2.ダイニングテーブルに適した照明の高さ
ペンダントランプの種類によってそれぞれ特性がありますが、次に重要なのが照明を天井から吊った高さになります。テーブルからどのくらい離れた位置に照明があるのかが最も大切なポイントですので、比較しながら見ていきましょう。
例えばペンダントランプの位置が高すぎると、テーブルを照らす明るさが弱くなり、低すぎるとテーブル全体を照らすことができません。
ダイニングテーブルに合う照明の高さはテーブルの天板から60〜70cm程度の位置が推奨とされています。これは平均的な身長の大人が椅子に座った時に、ライトが目線の位置にくる高さになりますが、光源が目に入って眩しくないように、少し上に来るように調整するとちょうど良い高さになります。
シーリングライトに慣れている方は照明の位置が低過ぎるように感じますが、実際に椅子に座ってみると、視線の邪魔ならず、テーブルから照明までの間に視線が集中するので、居場所が際立ち居心地の良い空間が生まれ円滑なコミュニケーションにも繋がります。
天板からの位置とテーブル本体の高さとが分かれば、照明自体の全長も簡単な計算ですぐに分かりので、コード長の加工する際の図も参考にしてみてください。
照明の高さによる明るさの比較
横幅180cmのダイニングテーブルに、タスクライトに分類する アバーヴΦ400を設置した明るさの比較を見てみましょう。
テーブル上から60cmに吊った場合は、手元がしっかりと照らされ、ダイニングテーブルに並んだ料理をより美しく見せることができます。
70cmに吊った場合では、明るさの範囲がテーブルの両端にまで広がるので、テーブル全体を優しく照らすことで温かみのある雰囲気となります。
いかがでしょうか、照明の高さが少し違うだけで、光の広がり方に変化があり、感じる印象も異なってきます。10cm程度でしたら、付属のシーリングカップの中にコードを束ねて収納できるので、お好みの位置で調整してみてはいかがでしょうか。
コードカット無料キャンペーンを開催中
現在アトラクトでは、ただいま新生活シーズンに合わせて、ルイスポールセンの対象ペンダントランプをご購入いただくと、¥5,720(税込)が必要なコードカット費用が無料になるお得なキャンペーンを開催中です。
当店では、コード長に関するご相談なども承っておりますので、ぜひこの機会にご検討くださいませ。
3.テーブルサイズに合わせた照明の選び方
ダイニングテーブルの形状が円形か長方形か、また長方形でもテーブルの長さによって照明の種類や灯数が変わってきます。実際にルイスポールセンの製品を使用して、テーブルサイズに合わせたタイプ別の照明の光の広がり方を検証をしてみましょう。
1灯吊の場合
テーブルサイズにおける照明選びのポイントは、メインシェードの大きさがテーブル幅の約3分の1のサイズだと最適だと言われています。
ラウンドテーブルや4人掛けのダイニングテーブルの場合は、1灯吊りがおすすめです。
横幅は約120~160cm程ですので、メインシェードの大きさが40~50cm程のサイズを選ぶと十分な明るさを確保することができ、テーブル全体を照らすことができます。
ダイニングテーブル全体を1灯で照らす場合は、シェードサイズもボリュームが出るため、インテリアとしての存在感も増してきます。
タスクライトでの組み合わせ例
PH 5(Φ50cm) + CPH30 テーブル(W160cm)
最もアイコン的なPH 5を1灯合わせてみました。光はほぼ全体に行き渡り、160cmのテーブルも両端まで柔らかい光に包み込まれています。
アンビエントライトでの組み合わせ例
VL45(Φ37cm) + ロゼエンネアテーブル(Φ120cm)
光が広がるタイプのVL45のシェードサイズはΦ37cmとなっており、Φ120cmのロゼエンネアテーブルに対して、約3分の1のサイズとテーブルを照らすのに最適です。ガラスシェード全体から柔らかい光を届けるだけでなく、下部にも開口部があるため、テーブル中央部もしっかりと照らすことができます。
タスク&アンビエントライトでの組み合わせ例
PH スノーボール(Φ40cm) + ロゼエンネアテーブル(Φ120cm)
ボリュームのあるPH スノーボールのシェードサイズはΦ40cmとなっており、こちらもΦ120cmのロゼエンネアテーブルに対して最適なサイズです。テーブルの端まで光が広がっており、座った人の顔もしっかりと確認することができる明るさです。
大きなダイニングテーブルには多灯吊り
160cm以上の4人掛け用の大きなダイニングテーブルには、小型のペンダントランプを複数使用する、多灯吊りがおすすめです。
1灯だけで照らすと、大きなサイズの照明が必要となり、見た目のバランスが悪くなることがありますが、小型の照明なら複数並べてあげるだけで、見た目もスッキリし、おしゃれな空間が演出できます。
多灯吊りの場合は、テーブル幅の約6分の1程度を目安にお選び頂くと良いかと思います。
タスクライトでの組み合わせ例
アバーヴ(Φ17.5cm) + MALTA テーブル(W180cm)
Φ25cmのアバーヴを2灯設置してみると、テーブルの端まで光が広がりました。特にテーブルの中央部はくっきりと照らされており、作業にも適した明るさを確保できました。
タスク&アンビエントライトでの組み合わせ例
トルボー グラス 155(Φ15.5cm) + CPH30 テーブル(W160cm)
Φ15.5cmのトルボーグラスペンダントを2灯を合わせてみました。それぞれのランプサイズは小さいですが、ガラスシェードはスチール製のシェードに比べて、光が1.5〜2倍にまで広がるので、ダイニングテーブルの端まで十分に照らすことができました。
もし、ペンダントランプだけの明かりで、周りが暗いと感じた場合は、周囲にフロアランプやテーブルランプを足していくことで、壁や天井にも明かりを届けてくれます。
上記はペンダントランプ1灯とフロアランプやテーブルランプを追加した状態の比較画像です。VL45(Φ37cm)の1灯だけですと部屋全体を見回した場合、周りはほぼ真っ暗となってしまいますが、パンテラ フロアランプやパンテラ 250 ポータブルを追加することで、周囲の壁や棚、カーテンにほのかな陰影ができ、より居心地の良い空間になっています。
アトラクトでは、照明選びでお困りの際は、店頭やメール・お電話などでもご相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
なお、PH 5やスノーボールなどを使用して、当店でも人気のあるダイニングテーブルと組み合わせた実例を過去のブログでもたくさん取り上げていますので、ぜひご参考にしてください。
ダイニングテーブル、カウンターテーブルへの代表的な設置例
最後になりますが、ルイスポールセンの製品ごとに1灯吊りまたは多灯吊りの設置例を長方形のダイニングテーブル、円形のテーブルを例にご紹介いたします。多彩なデザインと他にはない美しい光を届けるペンダントランプの種類によって色々な使い方が出来るので、初めてペンダントランプをご購入される際や生活スタイルが変わって、追加でご検討いただく時の参考にしてみてください。
AJ ロイヤル 250
AJ ロイヤル 370
AJ ロイヤル 500
LCシャッターズ
PH 2/1
PH 3/2
PH 3½-3(グラスペンダント)
PH 3½-3(メタル)
PH 4/3
PH 5
PH 5 Mini
PH 5-4½
PH スノーボール
VLリングクラウン1
VLリングクラウン3
VL45 Φ175
VL45 Φ250
VL45 Φ370
アバーヴ Φ175
アバーヴ Φ250
ウォラート Φ300
エニグマ 425
スィルク Φ150
スィルク Φ220
ドゥー・ワップ
トルボー グラス 155
トルボー グラス 220
パテラ オーバル
まとめ
ダイニングテーブルに合った、上手なペンダントランプの選び方をご紹介しました。
ペンダントライプは、ダイニングスペースの主役となり、日々の暮らしに欠かせない照明です。
照明のデザインも大切ですが、必要な場所に必要な明るさを届けることがより大切となってきます。
今回は、ペンダントランプ選びで失敗しないよう、チェックしておきたいポイントをご紹介致しました。
ペンダントランプの種類、照明の高さ、テーブルサイズに合わせた選び方が分かれば照明選びがもっと楽しくなると思います。
アトラクトではテーブル上のペンダントランプだけではなく、フロアランプやテーブルランプなどをバランスよく組み合わせる「多灯分散照明方式」をお勧めしております。
照明選びでお困りの際は、ご相談も承っておりますので、お気軽に当店までお問い合わせ下さい。
多灯分散照明方式についての詳しい内容はこちら
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この記事を書いた人 アトラクト 四国の高知にある㈲アトラクトは、ラルゴ店とイーエム店の実店舗2店舗と、オフィシャル・オンラインショップおよび楽天市場・Yahoo!ショッピングにてオンラインビジネスも展開する会社です。北欧家具をはじめとするインターナショナルなラグジュアリーブランドの他、インテリアからファッション、デザイン雑貨に至るまで、機能美とデザイン性を重視した厳選商品を取り扱い、それぞれの持ち場でプロフェッショナルを目指して日々精進しています。