時代を経ても変わらない、PH 5・PH 5 Miniの魅力
創業当初から変わらず、光の質と高いデザイン性を追求し、たくさんの名作を生み出してきた北欧の照明ブランド「Louis Poulsen(ルイスポールセン)」。
日本でも大変人気の照明メーカーで、中でも不朽の名作と言われているのが、1958年にPoul Henningsen(ポール・ヘニングセン)によって開発された「PH 5」です。大小5枚のシェードが組み合わされた特徴的なデザインはインテリアとして美しいだけでなく、不快な眩しさを感じさせないグレア・フリーの光を周囲に届けるように設計されています。
2種類のサイズ展開
PH 5には、メインシェードのサイズが直径50cmの通常モデルと、直径30cmのコンパクトモデル、「PH 5 Mini」の2種類があります。
インテリアの中で照明の存在感を出したい時は、通常モデルの「PH 5」がおすすめです。作業を行うスペースの明るさは十分に確保しつつ、目に心地良い光が周囲をほんのりと照らして落ち着いた癒しの空間を演出してくれます。
「PH 5 Mini」は、空間のアクセントとしてインテリアに花を添えてくれます。1灯での使用はもちろん、コンパクト化されたことで複数並べたり高さを変えて吊るす等、コーディネートの幅も広がります。
どちらもインテリアに取り入れやすいサイズで、部屋の広さや使用シーンに合わせて選ぶことができます。
PH 5(Φ500×H267mm)
PH 5 Mini(Φ300×H163mm)
豊富なカラーバリエーション
PH 5は2022年にモノクロームカラーとパステルカラーの新色が加わり、全17色の展開となりました。PH 5 Miniは、全13色よりお選び頂けます。
明るいカラーはお部屋のワンポイントになりますし、落ち着いたカラーでインテリアの統一感を演出するのも良いですね。洗練された色合いは、明かりをつけていない時でも空間を美しく彩り、私たちの目を楽しませてくれます。
シリーズ
PH 5
ペンダントライト
特徴的なシェード
PH 5はシェードによって電球が巧みに覆われ、明るくても眩しさを感じさせないように、光量や光の拡散の仕方を緻密に計算してデザインされています。
ヘニングセンは、「対数螺旋」という自然界によくみられるカーブの構造が理想の光を作り出すのに適していると考え、シェードの形に取り入れました。
シェードの内側で光が同じ角度で反射することにより、昼の空から黄昏時へと移りゆく自然の光のような、なめらかな光のグラデーションが生まれています。
人気の使用シーン
PH 5は主に下方向に向けて光を届ける構造のため、部屋全体を照らすメイン照明とするよりは、必要な部分を明るくしたい場合に用いる方がその性能を十分に発揮してくれます。
定番の使い方はダイニングテーブルでの活用です。設置する高さは、シェードの最下部がテーブルの天板から60cm〜70cmの位置が推奨されています。座った時にライトが目線の少し上に来るように調整すると、ちょうど良い高さとなります。
光の強さ
PH 5には100Wの白熱電球が使用されており、直下およそ60cmのテーブル面を約500lx(ルクス)の明るさで照らします。JIS照明基準では食卓に推奨される明るさは200〜500lxです。
PH 5は食事の際に手元をしっかりと照らすことができ、暖かみのあるオレンジがかった光はテーブルに並んだ料理をいっそう引き立たせてくれます。また、テーブルを囲む人々の表情を柔らかく美しく見せる効果もあります。
照明とテーブルのサイズ
ペンダントライトは、シェードの形や材質によって光の広がり方が変わります。
そのため、あくまで目安となりますが、PH 5のような光を透過しないシェードの照明を1灯設置する場合、メインシェードの大きさがテーブル天板の約3分の1のサイズだとちょうど良いと言われています。
一般的な4人掛けテーブルの横幅が約120cm〜160cm程ですので、その3分の1はおよそ40cm〜50cm強となります。メインシェードの直径が50cmのPH 5なら、1灯でテーブルの端まで快適な明るさを確保することができます。
多灯吊りという方法も
4人掛け以上の大きめのテーブルをご使用の場合は、小型の照明を複数使用する「多灯吊り」という方法もあります。
例えば、幅180cmのテーブル面を1灯で照らすとなると、約3分の1のサイズで直径60cm程の大きさの照明が必要となり、ペンダントライトの中では選択肢が限られてしまいます。
また、部屋の中で照明の大きさが際立ってしまい、インテリアのバランスが崩れてしまうこともあります。
小さめの照明であっても、複数吊るすことで見た目のバランスも美しく整い、十分な明るさを得ることができます。
PH 5 Miniの多灯吊り
先ほど、1灯吊りでは、ペンダントライトの大きさはテーブルの約3分の1のサイズが目安とご紹介しました。
2灯設置する場合は、そのさらに半分、約6分の1のサイズを目安に考えます。幅180cmのテーブルに2灯吊りする時は、直径30cm程の照明が適したサイズとなります。
PH 5 Miniのメインシェードのサイズは直径30cmですので、ちょうど良い大きさです。
お部屋の天井に照明を取り付ける部分(引掛けシーリング)が1箇所しかなくても、取付簡易型ダクトレールを使えば簡単に複数灯設置することが可能です。
円形テーブルとの相性
PH 5やPH 5 Miniと円形テーブルも、とても相性の良い組み合わせです。シェードとテーブルの形が揃うため、空間に統一感を出すことができます。
照明サイズの目安となる3分の1の基準に当てはめると、PH 5(メインシェード直径50cm)は、直径150cm程までのテーブル面を端まで照らすことができます。4〜5人掛けの円形テーブルが直径120cmとなりますので、ご家庭での利用にも十分と言えます。
また、2〜3人向けとなる直径90cmのテーブルなら、メインシェードのサイズが30cmのPH 5 Miniでも十分な明かりを得ることができます。しかし、PH 5 Miniよりも照明の存在感を出したい場合や、部屋をより明るく照らしたい場合には、通常モデルのPH 5をお選び頂くと良いでしょう。
ダイニング以外の使用シーン
PH 5は落ち着いた居心地の良い空間を演出することが得意な照明ですので、ダイニングの他、リビングのような団欒の場となる部屋にも実は合わせることができます。
リビングでは、コーヒーテーブルなど低めのテーブルと組み合わせると、インテリアをバランス良くまとめることができます。そばに寛げるソファを置けば、柔らかな灯りで照らされた憩いのスペースが出来上がります。
コンパクトなPH 5 Miniは、キッチンや玄関などの限られたスペースや、デスクライトの代わりとしてサイドボードの上に設置するといった、多様なシーンに活用することができます。
補助灯を活用する
ひとつ気を付けたいのは、PH 5はその構造から、1灯で部屋全体を照らす照明としての利用には向いていないということです。
シェードから発せられる光は、上方向に3、下方向に7の割合です。
全方向に光を拡散しないため、テーブル面とその周辺は心地良い光で照らしてくれますが、壁際や天井付近にはあまり光が届かず、隅々まで照らす照明に慣れている人には暗く感じてしまうこともあります。
明るさが足りないと感じる場合は、補助灯として、フロアランプやウォールランプ等と併用することをおすすめします。
本当に良いものを
今回は、ルイスポールセン社が誇る人気のペンダントライト、PH 5・PH 5 Miniについてご紹介しました。
光が優しく調和し、上質な光で空間を満たしてくれる。ワンランク上の照明であなたの暮らしを豊かにしませんか。
人や物、空間を自然に美しく照らし出す、質の高い光を追求し続けた近代照明の父、ポール・ヘニングセンが作り上げた名作照明を、お選び頂けるきっかけとなれば幸いです。
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