優れたデザインと熟練の木工技術 マルニ木工 ヒロシマ・アームチェア
世界に通用するHIROSHIMA
木の温もり、曲線美、優しい手触りが融合したシンプルで精緻な構造のヒロシマ・アームチェアは、世界的なプロダクトデザイナの一人として活躍する深澤直人氏がデザインした、伝統の技術を誇る日本製のデザイナーズチェアです。
日常に溶け込むような優しく洗練されたヒロシマ・アームチェアのデザインは、カリフォルニアのApple新本社ビルを中心とする施設「アップルパーク」のビジターセンターに数多く採用されている事でも有名です。
名作に相応しい技術の結晶
深澤直人氏が生涯の名作と語るこの製品の特徴は、そのディティールにあります。機械加工を経ながら最後には熟練された職人の手作業によって仕上げられており、椅子としての座り心地はもちろん、ただ椅子として佇んでいる時の空間における存在感を意識してデザインされています。
流れるような背もたれの部分は、斜めに座った状態でも違和感なく体にフィットし、リラックスできるようにデザインされています。これは、デザイナーの深澤直人氏が最もこだわった部分であり、マルニ木工の熟練した職人による匠の技とも言えます。
オーダーのポイント
機能性、デザイン性ともに高い評価を受けているヒロシマ・アームチェアは、さまざまなインテリアテイストに合わせられるよう、豊富なバリエーションも用意されています。
木材はビーチ、オーク、ウォルナットの3種類からお選び頂けます。使用されている木材によって表情も異なり、それぞれの良さがあるため、購入の際に悩まれる方も多いのではないでしょうか。
オーダーする際のポイントは、木材と塗装、仕上げ方法、座面の選択です。
木材の特徴
ビーチ材
ビーチ材は、木肌が滑らかで明るく白っぽい色味しているのが特徴です。硬さもありますが曲げに強く加工しやすいため、家具はもちろん玩具や漆器にもよく使用されます。キメが細かく柔らかな肌触りをしており、経年変化では少しずつ黄色く飴色に変化していきます。
オーク材
オーク材は強度や耐久性に優れており、虎の縞のような木目が美しい木材です。重厚で硬さがあり、傷がつきにくく反りも生じにくいので、長く愛用したい家具にお勧めします。使い込むと、色合いに深さを増していきます。
ビーチ材とオーク材は明るい色合いなので、シンプルやナチュラル、カジュアルな雰囲気のインテリアに良く合います。室内を明るく自然な印象にしたい方にお勧めです。
ウォルナット材
ウォルナット材は、温度や湿度の影響を受けにくく、衝撃に強い木材です。また、希少性や機能性、見た目の美しさなどから「世界三大銘木」の一つに数えられています。濃く落ち着いた色合いでヴィンテージやレトロなインテリアとも相性が良く、重厚感や高級感を演出することができます。
塗装について
ヒロシマ・アームチェアは、木そのものの色味を活かした温かみのあるカラーが中心ですが、シックで落ち着いた色合いのマットブラック(ビーチ材/ウレタン樹脂塗装)やモノトーンの空間にも溶け込むライトグレー(オーク材/ウレタン樹脂塗装)といった、クールなインテリアに合わせやすいカラーも展開されています。
仕上げ方法
塗装の上に施される仕上げは、「オイル仕上げ」と「ウレタン樹脂塗装」の2種類です。木の素材を活かしたい、お手入れを楽にしたいなど、ご希望によって最適な方を選ぶことができます。
オイル仕上げ
木の本来の質感を活かし、経年変化を楽しみたい場合は「オイル仕上げ」がお勧めです。定期的なメンテナンスが必要ですが、肌触りが良く、使い込むほどに味わいが出ます。ヒロシマ・アームチェアでオイル仕上げを選択できるのは、ビーチ材の「ナチュラルホワイト」、オーク材の「ナチュラルクリア」「ナチュラルホワイト」の3種類です。木の温かみを感じながら、自分だけの家具に育てていく過程を楽しむことができます。
ウレタン樹脂塗装
「ウレタン樹脂塗装」では、表面をウレタン塗料でコーティングするので、傷や汚れがつきにくく、木の割れや反りなども起こりにくいというメリットがあります。オイル仕上げのように経年変化による風合いは出ませんが、普段のお手入れも乾拭きで良いため、メンテナンスに時間をかけられない方にお勧めです。
マルニ木工のコーティング技術
ウレタン樹脂塗装と聞くと、オイル仕上げより木の素材を感じにくくなるのでは、と思われる方もいると思います。しかし、マルニコレクションの家具では、コーティングが本当に薄く施されており、木肌本来の感触を損なわないように仕上げられています。
これは、デザイナーの深澤直人氏が、木の表面を完全にコーティングしてしまう従来のやり方を見て、素材の良さを失ってしまう事を非常に残念に思い、「もったいない」と発言した事がきっかけでした。
もちろん、薄い塗装だからといって効果が低いわけではなく、きちんとコーティングされていますので、汚れや水によるシミなども十分に防いでくれます。
見た目の美しさも機能性も損なわず、薄く均一なコーティングを可能にする技術に、マルニ木工の職人のレベルの高さが窺えます。
「木材」と「塗装」、「仕上げ」の組み合わせは全部で13種類ありますので、お部屋の雰囲気に合わせてオーダーすることができます。
板座と張座
最後に、座面の選択です。ヒロシマ・アームチェアは、座面が板になっている「板座」と布や革のファブリック生地で覆っている「張座」のどちらかを選ぶことができます。
板座のポイント
板座は張座と違って布や革のように古くなっても張り替える必要がなく、食べこぼしなどで汚れてしまっても拭いて簡単に取り除くことができますが、人によっては、座面が硬いため長時間座っているのが辛いという方もいます。
その点、ヒロシマ・アームチェアはゆったりと寛ぐことのできる椅子を目的として設計されていますので、板座でも身体に負担がかかりにくく、座っていて疲れにくいという特徴があります。
ゆとりのある広い座面はお尻にフィットするようにやや丸みを帯びており、身体に馴染むように仕上げられています。すべすべとした滑らかな感触が心地良く、板座が苦手な方にも試して頂きたい製品です。
張座のポイント
木目の美しさを最も感じることができる板座のヒロシマ・アームチェアも魅力的ですが、柔らかい座り心地がお好みの方や、インテリアコーディネートの幅を広げたい方には張座がお勧めです。
座面には「ダイメトロール」というクッションシートが使用されています。あまり聞き慣れない素材ですが、人が心地良く感じる理想的な感覚を追求して作られたクッション材であり、硬すぎることも柔らかすぎることもない快適な座り心地を実現した高級素材です。
座面の底つき感がなく、身体への負担を軽減してくれるため、長時間座っても疲れにくく機能性に優れています。リラックスできる椅子をコンセプトに製作されたヒロシマ・アームチェアにぴったりの素材です。
ファブリックの選択
生地は、6つのランクに分けられた種類の豊富なファブリックの中からお好みの張地を選ぶことができます。
レザーはご家庭での交換はできない張込仕様となっていますが、布製はカバーリング仕様のため、汚れてしまった場合でも取り外してドライクリーニングが可能です。
カバーの取り外しは、プラスドライバーがあればご家庭でも簡単に行うことができます。何枚か揃えて、お部屋の模様替えを楽しむのも素敵ですね。
終わりに
今回は、世界に通用するブランド、マルニ木工のヒロシマ・アームチェアをご紹介しました。
シンプルだからこそ、良質な素材が際立つ逸品をあなたの日常に取り入れてみませんか?
世界の定番を目指し、ハイレベルな木工技術とデザインによって誕生したヒロシマ・アームチェアをお勧め致します。
ヒロシマ アームチェアのご購入はこちら
マルニコレクション ヒロシマ アームチェア 板座(ビーチ)(オンラインショップ)
マルニコレクション ヒロシマ アームチェア 板座(オーク)(オンラインショップ)
マルニコレクション ヒロシマ アームチェア 板座(ウォルナット)(オンラインショップ)