一人暮らしや二人暮らしの新生活 コンパクト モダン インテリア
進学、就職、転勤、結婚など、新生活シーズンも近づき、新たな暮らしをスタートされる方も多いのではないでしょうか。これまでと異なる環境での生活において大切にしたいのは、やはり自宅でのリラックスした時間です。
今回は一人暮らしや二人暮らしに適したコンパクトなサイズ感で、当店おすすめのシーンを、プロダクトの説明も交えながらご紹介いたします。
デスク兼ダイニングテーブルに使って頂ける便利なサイズのUSMハラーテーブルに、パントンチェアでモダンな印象を与えてみたり、素材感を統一させてイノベーターのスティムチェアを合わせてコーディネートすると、コンパクトながらも機能的で瑞々しい空間が広がります。
デザインチェアの中でも一際存在感を放ち、唯一無二のデザインと言えるパントンチェアはVerner Panton (ヴァーナー・パントン)氏による、世界ではじめての一体成型の椅子として非常に有名です。
その流れるような柔らかなフォルムは、場になごみを与えてくれます。無機質な素材感のUSMハラーと、パントンチェアの有機的なデザインのコントラストは非常に美しくマッチングし、インテリア空間全体に洗練性となって現れています。
座った感覚は、座面の程よいしなり感が重心をうまく分散させているので、ポリプロピレン性で硬い質感のはずが、そのフォルム同様に柔らかく包まれているような、不思議なチェアです。
次にイノベーター スティムチェアの特徴は、スチールパイプとファブリックを組み合わせたシンプルでカジュアルな構造と、キャンティレバー式の軽快なデザインで存在感はあるのに重たくない、絶妙なバランスと座り心地を提供してくれるチェアです。
USMハラーと合わせてみると、無機質でスマートな印象を受けながらも座面のファブリックがポップなアクセントとなり、クールになり過ぎない、絶妙なバランスのデスク風景になりました。
さらにキャビネットはUSMハラーで統一感を持たせ、その抜群の収納力が実用的ながらも美しいスチールの質感とともにお部屋をワンランク上の空間に仕上げます。
USMハラーユニットは、ニューヨーク近代美術館の永久コレクションに選ばれており、直線的でクロームを使用したデザインが誕生から40年以上経った現代でも色褪せることなくモダンで洗練された雰囲気を漂わせています。
有機的で柔らかいフォルムが印象的なロゼトーゴをバックにコーディネートしましたが、しっかりと空間全体に馴染み、対照的なデザインのソファを際立たせてくれる安定感を感じます。
ダイニングテーブルもしくはデスクとして使うことができ、かつコンパクトな空間にも対応できるテーブルといえば、デンマークのブランド HAYから発表された、ロナン&エルワン・ブルレック兄弟によってデザインされたCPH20テーブルは当店で大変人気のプロダクトです。
CPH20は直径90cmのラウンド型テーブルで、2〜3人が余裕を持って座ることができる大きさで、空間の中では意外とコンパクト。絶妙に使い勝手の良いサイズ感が嬉しいテーブルです。
ハラーテーブルの代わりに合わせると、用途を限定しない自由な空気感を纏っているインテリア空間へと変化しました。ソファやチェアのデザイン性を引き立て、空間全体の土台のような、不思議な存在感を放つテーブルです。
テーブルのフォルムを決定づける脚部は、テーブル中央から外側に向かって広がるような造形が特徴的で、天板との絶妙なバランスは、強度・デザイン性共にこだわりが感じられます。
ソファは当店でも大変好評の、リーン・ロゼのロゼトーゴを選択しました。コンパクトな空間においても圧迫感を感じる事のない使い心地、そしてその全てがウレタン素材で構成された軽快な重量感が人気です。
写真のロゼトーゴは、一人掛けが圧倒的な人気を誇る人工のスエード生地ウルトラスエード、二人掛けが50周年を記念して発売され、只今フェア開催中の新生地 DENDEN(デンデン)の2パターンでコーディネートしました。
独特な柔らかさの中に気品を感じるフォルムは置いているだけでオブジェのような美しさ、存在感があり、コンパクトなインテリア空間においても上質で余裕のある佇まいをしています。無機質な素材のテーブルやキャビネットに合わせてもテイストがぶつかる事なく、普遍的になりがちなソファのイメージを一変させる存在です。
ロゼトーゴの一人掛けよりもう少し高い目線での生活を希望される場合には、innovator(イノベーター)の始まりのチェアとも言えるStuns(スタンス)をお薦め致します。
室内においても、バルコニーなどの屋外に持ち出しても、非常に使い勝手の良いチェアです。
ゆったりとした大型の座面と、スチールフレームが印象的で、構造力学に基づいた設計のフレーム構造は、絶妙なしなり具合で、ラウンジチェアのカテゴリーながら、ソファのように快適な座り心地を実現しています。
USMハラーとの相性が非常によく感じられました。同じ素材感の脚部が統一感を出していながら、ファブリックとの質感の違いが一味違う空間へと仕上げています。
シンプルなフォルムでありながら存在感のある、イノベーターのアイコンとも呼べるラウンジチェアです。
照明はハラーデスクにAJテーブルを置き、局所的な光が必要な際にも役立つデザインの物でコーディネート。USMハラーのキャビネット上には同じくルイスポールセン社の名作照明である、パンテラテーブルで周りにも光が漏れ、灯りを取ることができます。
ソファサイドの照明にはイタリア照明デザインの名門、FLOS社のグローボールを配置しました。パンテラテーブルと同じく全発光タイプの照明となっており、周りに柔らかな光が広がります。
このように必要な箇所に適切な照明を分散させ、その他不必要な光で均一に空間を照らす事のないライティング法を多灯式照明方式と言います。
欧州では一般的に用いられる手法で、陰影ができることによって空間自体が美しく雰囲気のある景色となる事から当店でもお勧めしております。
以上当店がお勧めする新生活のためのシンプルモダンでコンパクトな空間に適したインテリアをご提案してみました。
自分の好きなテイストを散りばめながら、新しい生活に応じた暮らしを想像し、大切な時間を作り上げてみてはいかがでしょうか。ご検討をお待ちしております。
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この記事を書いた人 スタッフ N 建築設計の経験を生かし、インテリアコーディネートの図面や3Dプランの担当しています。休日は、好きなインテリアに囲まれて音楽を聴くことが楽しみです。気になる家具を自分のお部屋に置いてみたイメージ作りのお手伝いをいたします。