Henning Schmiedt 鍵盤をめぐるパッセージ
Henning Schmiedt との出会いは、東京に行けばいつもよく
通っていた地下1階にあった洋書屋さんでのこと。
Press Quotesの「ピアノの音に最初に”美しい”と思わせる
タッチの幻影、あるいは記憶をたどるような・・・」とある
ように、まるで印象派の画家が筆をなぞるがごとく緩やかに、
しかし明確な構造を刻みながら、静謐な書店の空間に音を
響かせているのを聴いて、ある種の懐かしい記憶の淵に佇んで
いるような、不思議な気分にさせてくれたその音楽をひどく
気に入ってしまった。
早速知り合いだった書店員さんい聞けば、それがHenning
Schmiedtさんだったのである。
今では一連の彼の作品がアトラクトの店頭に並んでいます。
2017年秋、ヘニングさんはジャパンツァーを敢行し、先々で
好評だったと聞いています。機会があれば是非アトラクトでも
開催したいと願っています。
Henning Schmiedtさんの音楽は美術館や街角のギャラリーや
カフェにとても良く似合う音楽ではないかと僕は思っています。
そして何よりあなたの心の中の美術館に。
BOOKS 30 60 90ではHenning Schmiedtさん以外にも心に
響くエレガントで穏やかな音楽を集めています。
何かを想うとき、あなたの傍にそっと寄り添ってくれる音楽
だとしたら・・・。
そんな気持で選びました。