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ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

ラウンドテーブルの特徴

ダイニングシーンで一般的なスクエア形のテーブルとはまた異なる居心地の良さを感じるラウンド(円形)テーブル。

コロナ期を経て生活スタイルが多様に変化した現在では、圧迫感がなく空間を区切らないインテリアシーンが特に好まれているように感じます。その中でもダイニングやリビングの核となるテーブルに円形タイプを選択されるお客様が非常に増えたように感じます。

アトラクト・ラルゴ店の実店舗では、数多くのブランドのテーブルの中でも、特に人気のラウンドテーブルを数多く展示しており、過去にもラウンドテーブルの居心地に良さについて何度かご紹介しておりますが、既存のテーブルに新しいサイズ展開なども増えましたので、改めて特徴やサイズ感、選び方などを今回はご案内いたします。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

特徴①:人とのコミュニケーションがとりやすい

ラウンドテーブル最大の特徴は、座った時に横並びにならないので、正面左右のどこに座っても全員の顔が見られるため、食事や歓談をする時も自然と視線が交わり会話が弾みやすくなります。お部屋がリビング・ダイニングの形態であれば、ラウンドテーブルがインテリアの中心にもなります。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

特徴②:空間に柔らかい印象を与え、導線を広く確保できる

住宅などの建物は、窓や柱や壁面など、どちらかと言えば直線が多くなります。そのような場所での円形テーブルの曲線のフォルムは、お部屋のアクセントにもなり、角が無いので圧迫感を感じることなく、柔らかい印象を与えてくれます。またどこからでもアプローチができるので、導線を広く確保できるといったメリットがあります。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

特徴③:椅子の位置が自由で座る人数が限定されにくい

円形テーブルはその大きさやレッグの形状にもよりますが、角形テーブルに比べて座る人数が限定されにくく、椅子を増やすことも容易で、来客時人数が多くなった時もフレキシブルに対応できます。これは座る際にどこからでもアプローチできるということにも繋がっています。後ほどご紹介するテーブルの脚の形状によって脚数や使い勝手が変化するので参照ください。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

特徴④:照明のバランスが取りやすい

長方形のテーブルの場合、特に多灯吊りの場合にはテーブルの長手方向によって照明を設置する位置が決まってきます。そしてテーブルの設置方向も制約を受ける場合が多いのですが、ラウンドテーブルは角がありませんので、設置方向の制約を受けず、照明の設置位置も常にテーブルの中心に設置するだけです。

円形テーブルは通常のご家庭であれば、テーブルサイズによって照明器具の選定は必要ですが、1灯でほぼ十分です。その場合テーブル直径の半分ほどの大きさを目安にペンダントを選び、照明器具の下端からテーブル天板までの高さは60cm~70cmを目安にすれば良いでしょう。

ペンダントランプについてお考えの方は、下記の記事でもラウンドテーブルとの組み合わせを紹介しているので参考にしてみてください。


ラウンドテーブルの選び方

テーブルを選ぶ上で重要なのがテーブルの脚(ベース&レッグ)です。天板を支える脚は天板下部中央で支える1本脚と、四隅で支える4本脚の2タイプに大きく分かれます。中には3本脚タイプもありますが、ダイニングテーブルには4本脚が多く使用されています。

昨今では脚の形状にもよりますが3人までの使用を考えますと3本脚タイプもお勧めです。名作も含めスタイリッシュなデザインのものが多く人気があり、直径90cmあれば2人掛けには十分ですし、直径100cm以上あれば4人掛けでも対応できます。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

・1本脚タイプ(天板中央)

1本脚タイプは椅子の配置から考えると一番自由度が高く、4本脚のように四隅の脚を気にする必要がありません。特に5人以上となる場合は1本脚をお勧めします。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

・3本脚タイプ(天板やや中央)

3本脚タイプも天板を支える脚が内側にあるので、数人で囲んで座る場合でもテーブル脚の位置をあまり気にする必要がありません。デザインがお洒落であるだけでなく、椅子の配置に困らない設計で日常的にも使いやすいと思います。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

・4本脚タイプ(天板外側)

テーブルの四隅の脚がある4本脚タイプは、脚間や椅子の配置に制限がありますが、しっかりと天板を支えているので強度が高くグラつきが少ないのでテーブル端に体重をかけても安定します。2人〜4人に対応します。


・人数に合わせたテーブルサイズ

一人分の占めるテーブルスペースは、一般的に下図のようにW60×W40cmが基準とされており、使用する人数に合わせてテーブルサイズを選ぶ必要があります。Φ75cmのサイズのテーブルは、どちらかと言えばカフェなどで二人向かい合わせに座る場合に多く使用されています。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

【設置例】 アントチェア(W520×D480×H780mm)を組み合わせた場合

居心地の良さを感じるラウンドテーブルの良さとは?

1人:直径60-80cm

居心地の良さを感じるラウンドテーブルの良さとは?

2人:直径80-90cm

居心地の良さを感じるラウンドテーブルの良さとは?

3-4人:直径100-120cm

居心地の良さを感じるラウンドテーブルの良さとは?

5-6人:直径120-140cm


テーブルの高さと椅子

ラウンドテーブルの場合は、天板裏に幕板がないので、アームチェアもすっきりと収まりますが、テーブル高との差尺(テーブルの天板上部と椅子の座面の高さとの差)やアームチェアの構造によっては収まらない場合や座り心地にも影響します。

一般的にテーブル高と椅子のシート高との差尺は「27cm〜30cmが推奨」されていますが、過去にYチェアのシート高についての記事もございますので、テーブルと組み合わせるチェアの参考にしてください。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

◎テーブル高が、70cm〜74cm未満の場合(差尺:30cm未満)

・身長が低い方や小柄な体型の方
・組み合わせられる椅子の種類が多い
・国内に在庫している場合が多いので比較的短納期

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について
ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

Yチェア(CH24)などの肘つきのアームチェアの場合、テーブル高が低いとアーム部分が天板下部に入らない場合があります。また、座面の高い海外仕様の椅子と組みわせるとテーブル下の空間が窮屈になります。

◎テーブル高:74cm以上の場合(差尺:30cm以上)

・身長が高い方(170cm以上)
・デザインによってはアームチェアでもテーブル天板に収めれる
・小柄な方はクッションやフェルトなどで椅子の高さを調整する必要がある
・海外に多いサイズなので受注生産品をなる場合が多い

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について
ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

逆にテーブルに高さがあるとアームチェアの肘もテーブル下に収まるので、使っていない時でもテーブルの周りのスペースに余裕ができます。

*BA103テーブルの74cmサイズは特注品となります


設置するスペースについて

円形テーブルを設置する際は、テーブル天板の直径だけでなく、椅子を後ろに引いてスムーズに座るためのスペースを確保する必要があります。椅子のアーム部分も含めてテーブル天板下部に収めた状態のスペース確保では実際に椅子を引いて座ることができませんので、人が座った状態を考慮して考えます。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

・椅子を引いて座るためのスペースを確保できるか

椅子の出し入れがスムーズに出来て座ることのできるスペースを確保しましょう。壁が場合などは特に重要になり、また人がテーブルに座っている場合に後ろを通る必要がある時は、さらにそのスペース確保も必要となります。

ラウンドテーブルの選び方とサイズ感について

ポイント①:椅子の出し入れに必要なスペースは75cm~80cm

ポイント②:人が椅子の後ろを通る場合は60~65cmのスペースが必要

ポイント③:アームチェアの場合はさらに90cm以上のスペース確保を

人ひとりが通るのに必要な幅(生活動線)は約60cmと言われており、アームチェアなどの場合は最低でも90cm〜100cm(生活動線 60cm + アームチェアの奥行)を確保してください。


アトラクトおすすめのラウンドテーブル

Carl Hansen & Son BA103 ダイニングテーブル サイズ:Φ110×H72cm

Carl Hansen & Son BA103 ダイニングテーブル
サイズ:Φ110×H72cm

ホワイト色の天板と無垢材の脚の組み合わせが、お部屋をモダンな空間に演出してくれるプレルディアシリーズの「BA103 ラウンドテーブル」。このラウンドテーブルは、スタイリッシュな白い天板が目を惹きますが、木脚との対比が非常に秀逸で、無機質と有機質の絶妙なバランスの上に成り立っているような美しさを感じさせてくれます。

ligne roset ロゼエンネア ダイニングテーブル サイズ:Φ130×H72cmもしくはΦ120×H72cm

ligne roset ロゼエンネア ダイニングテーブル
サイズ:Φ130×H72cmもしくはΦ120×H72cm

ロゼエンネアテーブルは円形天板の曲線と直線的な脚の組み合わせが美しく、どのアングルからみてもエレガントな空間を演出してくれます。天板を支える脚が四隅ではなく中央にあるタイプですので、椅子の配置に困らない設計で、日常的にも使い勝手の良いテーブルです。

FRITZ HANSEN スーパー円テーブル・円テーブル(Aテーブル)サイズ:Φ75〜100×H47~108cm

FRITZ HANSEN スーパー円テーブル・円テーブル(Aテーブル)
サイズ:Φ75〜100×H47~108cm

細部まで計算されたシンプルな佇まいで空間に馴染み、多彩なバリエーションでインテリアシーンを整えるオールラウンダーな存在です。天板と脚部のカラーも豊富で、住宅やショップ、公共・商業施設などあらゆるロケーションに対応します。すっきりとしたラインと彫刻のような美しさでどの空間にも映えるテーブルです。

Vitra ゲリドンテーブル サイズ:Φ90×H74cmもしくはΦ105×H74cm

Vitra ゲリドンテーブル
サイズ:Φ90×H74cmもしくはΦ105×H74cm

ゲリドンテーブルはシンプルな構造で美しい形のラウンドテーブルです。天板と脚には無垢材を使用しているので、木材本来の温もりを感じていただけます。また、経年により深みのある外観へと変化していきます。ゲリドンテーブルはあらゆるダイニングシーンに馴染み、エレガントな雰囲気で空間をまとめてくれます。

HAY CPH20 ラウンドテーブル サイズ:Φ90×H74cmもしくはΦ120×H74cm

HAY CPH20 ラウンドテーブル
サイズ:Φ90×H74cmもしくはΦ120×H74cm

デンマークのインテリアブランド、HAYのコペンハーグCPH20は、空間をカジュアルかつシンプルに彩ってくれる、人気のラウンドテーブルです。天板のリノリウム素材は傷や凹みのつきにくい素材で、さらさらとした触り心地に加えて、素材が室温になじむので、腕を置くと心地よい感触が得られます。実際にCPH20を使うと、天板中央から外側に向かって広がる脚部は、椅子を置いた際に邪魔になりにくく、そのバランスの良さに快適さを感じます。

HAY CPH20 ラウンドテーブル サイズ:Φ90×H74cmもしくはΦ120×H74cm

Artek 90A ラウンドテーブル
サイズ:Φ100×H74cm

アルヴァ・アアルトのデザインによるテーブルで、北欧らしい柔らかい質感を持ったインテリアシーンに仕上がります。レッグ部分には金属の代わりに曲げ木を使う工法のL-レッグが用いられているので、強度が高いのが特徴です。自然素材であるバーチ材の美しさを兼ね備えたテーブルで、4人までのご使用におすすめです。


まとめ

いかがでしたでしょうか。ラウンドテーブルは、テーブルを囲む人たちと自然に視線が交わるのでコミュニケーションが取りやすく、空間だけでなく人との関わりも豊かなものにしてくれます。

また、どこからでもアプローチできる為、マンションやアパートなどの限られたスペースでも空間を広く使用することができます。テーブルのサイズも豊富にございますので、ご自宅のどこで誰がどのような用途で使うか?どのチェアと組み合わせるか?から考えてみると、インテリアのコーディネイトがもっと楽しくなると思います。人々が集まるシーンのセンターピースに是非ラウンドテーブルを取り入れてみてください。

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四国の高知にある㈲アトラクトは、ラルゴ店とイーエム店の実店舗2店舗と、オフィシャル・オンラインショップおよび楽天市場・Yahoo!ショッピングにてオンラインビジネスも展開する会社です。北欧家具をはじめとするインターナショナルなラグジュアリーブランドの他、インテリアからファッション、デザイン雑貨に至るまで、機能美とデザイン性を重視した厳選商品を取り扱い、それぞれの持ち場でプロフェッショナルを目指して日々精進しています。

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